海外生活12年目!海外に住むことの最大のメリットとは!?
みなさんこんにちは、
突然ですが、今日は海外生活12年目となる私が思う、海外に住むことの最大のメリットについて書いてみようと思います。
最近は日本でも、早い時期から子供たちに英語教育を行い、将来は世界で通用する人間になってもらいたいと願う親御さんたちも多いと思います。
でもそれはなぜでしょうか?
その方が幸せになるんでしょうか?
それともよい職業につきやすくなるんでしょうか?
日本だけではダメなんでしょうか?
これらの質問に自信を持って答えられる人は少ないのではと思います。
海外生活は、無論大変なことも多いですが、自信を持って言える『アドバンテージ』がひとつだけあります。
それは!
「固定観念から完全に解放される」ということです。
または、「自分らしく生きやすくなる」とも言えます。
どういうことかというと、
どこの社会でもそうですが、ある程度閉鎖的な環境に身を置いていると、無意識的に固定観念にかなり左右されて生きている。
これはイギリスに住んでいた頃から感じてましたが、ドバイに来て一層そう思いました。
ドバイはロックダウン中、学校が閉まりオンライン授業に切り替えられていたのですが、その中で先生が、子供たちに将来の夢をひとりひとり聞いていたことがありました。
となりで興味深く盗み聞きしていたら、
なんと、インド出身の子どもたち全員『お医者さん』と答えている!!
(ドバイにはインド人がかなりたくさんいて息子のクラスには7、8人いたと思います。)
いやいや6歳ですよ。
えーーー、みんなこんな歳から完全に社会 (この場合は親かなぁ) に洗脳されてるじゃんって、思ってしまいました。
ちなみにうちの子は、サッカー選手でしたが、笑。
日本でも『医者』って名誉ある人気の職業で、進学校だった私の高校では、優秀な友達はみんな揃って医者志望でした。
最近だって、東大の理3へ、4人の子供の進学をサポートしたお母さんが話題になっていたということは、きっと今でも日本では「医者=推奨される人気の仕事」なのでしょう。
でも、イギリスなんかだと『医者』ってとっても不人気の職業。
価値観が別の次元にぶっ飛んでるため、どちらかというと「医者=大変すぎて人生を幸せに暮らせない=やめといたほうがいい」という部類。
そして実際、NHS (国立病院)の労働力は外国人に頼り、イギリス人は無料でのうのうと病院に通うという構造ができあがっています、笑。
ここで私が言いたいのは、『医者』という職業が云々ではないんです。
世の中には、「私、医者です」って言った時に、
「わぁすごい憧れるー」って思う人たちもいれば、
「え、この人ちょっとかわいそうだな」と思う人もいるんだ、と言うことなんです。
つまり、人の価値観や社会の固定観念なんて、Aだったり、Bだったり、Cだったりするわけで、振り回される価値の全くない、影響されるにはかなり危ういもの。
海外にいるとそれに簡単に気づくことができる。
それでは、人生の選択をせまられた時、もし、周りの意見が全くわからなかったら、いったい何に頼ればいいのでしょう。
自分自身ですよね。
つまり、海外にいると常に自分らしい選択をする癖がつくということです。
もう一つ例をあげると、
ドバイに来て、予想はしてましたが、あぁ、『金持ち=すごい人』の価値観が蔓延ってるなとすぐに感じました。
想像は簡単かもしれませんが、自分を“すごく”見せるためにドバイではレクサスに乗る。
もしくは巨大SUVに乗り、道は譲らず自分が先に行く。
学校のお迎えにもハイブランドのバックを下げて、家は大きくてプール付きが理想。などなどそんな価値観が充満しています。
しかし、
これまた別の次元にぶっ飛んでいるイギリスでは、
Happiness is the new rich. Health is the new wealth. Kindness is the new cool.
というスローガンを掲げている人が多いような国なんで、まぁ、行ってみたら分かると思いますが、
街の人が、みんな笑顔で優しい。
つまり、『ハッピーでカインド(kind) =すごい人』という価値観ですね。
こんなに根本が違っちゃうと、何がいい職業かもわかんないし、お金持ちになることを目指すのが正解なのかどうかもわからない。
周りの価値観じゃ何もかもよくわからないぃぃーーーーーとなってしまい、
もう自分自身を見つめるしかないってことになるわけですよ。
すると、
自分らしさを常に考えるようになる。
自分にとっての幸せは何かを考えるようになる。
自分の価値観を模索するようになる。
上の例で言えば、ドバイ的価値観とイギリス的価値観、どっちが自分に合っているかしら?という具合ですね。
ガッカリさせてしまったら申し訳ないですが、
まとめると、
私の感じる海外に出る最大のメリットは、
固定観念から解放され、自分らしい選択をするコツをつかめ、自分なりの価値観を見出せること、
です。
これって人生を幸せに送る上でとっても大切なことだと思っています。
あ、ちなみに別に、私みたいにずっと海外に住んでいなくてもいいと思います。
一度それに気がつけば、どこにいてもきっと生きやすくなるはずです。
それではまたね!