お兄ちゃん、ドバイで「UKカリキュラムインターナショナルスクール」にした理由ーただいま日本は鎖国中!?
みなさんこんにちは!
ドバイの生活3週間目、車も運転できずまだまだ慣れませんが、お兄ちゃんは、UKカリキュラムのインターナショナルスクールに1週間通い、ただいまハーフターム (秋休み) の真っ最中。
それにしてもまだ暑い…。
担任の先生はアイルランド人の若い女の先生で、1クラスの人数が20人強と少人数制 であること (イギリスの公立小学校は1クラス30人) 、アラビックの授業が週に2時間あること、1学年7クラスくらいあること (イギリスの公立小学校は1学年2クラス程度) 、プールがあって設備がイギリスより断然良いこと以外は、基本のカリキュラムはイギリスで通っていた公立小学校とほぼ一緒のようです。って結構違うか。
以前にも記事にしましたがドバイは、90%以上の学校が私立校。外国人にとって公立校に入れるという選択肢はないのですが、私立校の中でも、イギリス系、インド系、アメリカ系、フランス系など取り入れられているカリキュラムに選択肢があります。
イギリスでもそうでしたが、このように学校にバリエーションがあると、子供の学校選びが生活の基盤づくりの重要な基点なるので、ドバイ行きが決まった段階からイギリスから色々リサーチをしていました。
お兄ちゃんはもうイギリスで学校に通っていたし、また数年後にはイギリスに戻るかもしれないことを考えて、多分「UKカリキュラムの学校」にすることはほとんど決まっていたのだけど、
アジアに行くんだし、これを機に日本の学校に入れるなんてどうかしら、なんていう微かなる親の勝手な希望を胸に「日本の学校」もリサーチしてみて驚いた!
たた〜ん!
『編入学のしおり』!!!!!
その4 !入学資格!
1、日本国籍所有者または学校運営理事会が入学を認める者!
2、将来的に日本に帰国し、日本の教育を継続して受けるために入学を希望する者!
3、日本人会の会員である者!
その後、4、5と続き、しまいには、1〜5の全ての条件を満たす必要があります。とある。……………。もちろんビックリマークはついてなかったですが、
私は、えっ?って最初の2行を読んで、ここはもういいや、となりました。
これ、正直、完全に感じ悪い。
ドバイにある私立校なのになんで日本国籍所有者じゃないとダメなの?
うちの子たちは日本の戸籍にも入っているので日本国籍所有者ではありますが、
このように「国籍」にて人を選別するような学校には入れたくはなかったし、入学条件を見る限り学校側からも願い下げのようであった。
でもよく見たら、Japanese curriculum International School ではなくて、「日本人学校」だった。
そうだよね。
「日本人学校」。
「日本人の!日本人による!日本人のための!学校」in ドバイ、笑。
でも、運営方針は、
「日本人のみの社会の交流から抜けだし,国際性ある21世紀に生きる日本人の育成
のために教育条件整備を行う」
らしい。不思議ですね。
不本意にも批判的になってしまいましたが、これは率直な感想です。
日本は鎖国でもしているんですか?
ドバイにある“日本の学校”が「インターナショナルスクール」を目指していないことはわかりましたが、
ピュア日本人以外に門を開いていないこと、そしてそれを堂々と入学条件として掲げていることにはとても違和感を覚えます。
欧米からなんのゆかりもなく子供を”日本の学校”に入れたいと思う人はほとんどいないかもしれませんが、
アジア圏、またその他の地域から「日本」という国に憧れや夢を抱き、子供に日本の教育を受けさせ日本語を学ばせたいと思っている人たちはいると思います。
この学校の方針は、そういう人は来ないで!と言っている。
上記の入学条件の一つに日本語のレベルについても記述がありましたが、英語圏のインターナショナルスクールでは英語が全く話せない子供達も受け入れます。
それが教育の意味だからです。
私は「日本」という国に、「日本」に憧れる人たちに寛容な国になって欲しい。
そのような人たちに、”日本らしさ” を求めるのであれば、「学校」は絶好の教育の場です。
だから最初から門を閉めないでほしい。
まぁこれは数ヶ月前にイギリスで感じたショックな出来事だったのですが、
「国際性」を運営方針に掲げる学校が、「日本人」のみを入学条件にしているのってちょっと変ですよね。
ということでした。
それではまたね〜