人生は冒険かーイギリス、ドバイ、そしてシンガポール

10年間のイギリス生活を終えドバイに家族でお引越し。2人の男児の母。旦那さんはギリシャ人。

ドバイ到着!そしてヨーロッパ風(!?) 庭付き “Villa” へお引越し

 

みなさんこんにちは!

 

旦那の仕事の都合で10年住んだイギリスからドバイに家族で引っ越してきて、早1週間が経ちました。

 

ドバイという都市は、急激に発展を遂げた近代都市として噂には聞いていただけで、ヨーロッパの文化や古い街並みが好きだった私にとって、スカイスクレーパーが建ち並ぶなんともラグジュアリアスなイメージが漂う「ドバイ」は、正直あまり、というか全く興味がない場所であった。

 

 

でもそんなところに移住することになるなんて、本当にこれまた人生って面白いなぁと。

 

人生はすべて自分で決めているようで、実際はただのハプニングなんだって誰かが言っていたけれど、本当にそうかも。

 

 

まぁ、日本→イギリス→アラブという移動なのできっと何かまた世界観が変わるかもしれないし、どう思うか自分でも全く想像がつかないけれど、何か新たな発見を心待ちにやって来ました。

 

 

着いたのは夜だったので、最初の印象は、空港出るとすぐ首都高の夜景がより近代化した感じの未来都市(?)に入り、東京のレベルアップ版だな、というくらい。

 

 

この辺はヨーロッパからのお引越しと言えどもアジア出身、全く驚きもせずむしろ、帰ってきた!くらいの感じ。

 

 

ただし、住まいはどうしても未来都市だけは避けたかった。

 

これは多分10年住んだイギリス的価値観の影響かもしれませんが、都市居住と田園居住では私の中では完全に田園居住に軍配が上ります。

 

 

スカイスクレーパーには住みたくない。

 

 

静かで、ちょっとでも緑の見える低層、できれば庭付きの家に住みたい。

 

 

ってそんなのドバイにあるんですか?って思うかもしれませんが、あります!結構あります。

 

多分ヨーロッパからの Expat (駐在) 向けの開発なんだと思います。

 

広さも5ベッドルームある豪邸から、2ベッドルームの庶民用まで色々。

 

そして、まだ1週間しか住んでないけどとってもいい。静かで区画ごとに公共のプールが付いていてファミリーにはとってもおススメです。

 

 

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Dubai

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Swimming Pool


 

その上、トレンディーなスカイスクレーパーのマンションより価格が多少安い。

 

ちなみに賃貸の単価は以前記事にしましたが、東京、ロンドン、ドバイではドバイが一番安いです。↓↓↓

 

www.uikovoyage.com

 

 

そしてご覧の通り、10月半ばにしてまだプールに入れる。

暑いです。

 

 

はい、

 

そしてびっくりしたこと。

 

このように、夕方気温が下がる頃子供達を近くの公園に連れて行ったら、予想外にいっぱい人が出てた。

 

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Dubai

 

それはいいのですが、よく見るとヨーロッパ系と思われるほとんどの子供達がアジア系ナニーさんたちに連れられているのです。

 

えー、これはイギリスでは見なかった風景。

 

そして日本でも見ない風景ですね。

 

 

香港などの都市でこのようなスタイルが定着しているのは知っていたのですが、ドバイもそうなんだ。アジア的。

 

これはちょっと衝撃的で、本当に色々考えさせられます。

 

フィリピンやインドなどから来ているナニーさんたちは、自国に家族がいらっしゃいます。だから一人で出稼ぎに来ているのです。

そして他人の子供の世話をして自分の家族に仕送りをしているのです。

 

その中の一人の方とお話をしましたが、国に帰るのは2年に一回だそう。

 

そっかぁ、

 

でも、子供達の当のお母さんたちはどうしているかというと、これまたフルタイムで働いているんです。だからナニーを雇っているんです。(もちろん中には、働いていないでナニーを雇っている人たちもいますが)

 

複雑ですね。

 

 

なんだかこの都市の性格を垣間見た気がしました。

 

 

なにはともあれ、みんなにとってより良い世界を願って。

 

 

それではまたね〜

 

 

Goodbye UK そして サプライズプレゼント!!

 

みなさんこんにちは!

 

イギリスからドバイへ移住。

 

イギリス最終週は息子たちの学校最終日があった。

 

次男はまだ3歳で幼稚園だけど、長男は6歳になり小学校も3年目。仲の良い友達もいて「学校変わりたくない」とつぶやいていたのでどんなお別れになるかと少し心配していたのですが、

 

最終日が近づくにつれお迎えの時に色々なお母さんから、一緒に写真を撮らせて〜と、声をかけてもらったりして、

 

私自身はあまり子供の学校のママたちとは積極的に交流をしてこなかったので、

お兄ちゃんは6歳ながらに、学校という社会の中でひとりでしっかり自分の居場所を築いていたんだなと、驚いたりした、笑。

ま、当たり前のことかもしれないけど、子供って勝手に成長してるんですね。

 

 

私は、せっせと最終日に Year 2 のみんなに渡す鉛筆とHARIBOのお菓子セットの作成。

 

 

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Goodbye gift

 

イギリスでは自分の誕生日やらお祝い事があるとスイーツをクラスメイトに配ったりする。

 

長男にはよくプレイデイトや誕生会をせがまれていたけど、8月生まれ、プラス仕事もあってほとんどお友達を家に呼んであげたりもできなかったから、最後くらいはということで準備。ドバイではもっとやってあげよう。

 

でも色々な人に見送ってもらえて笑顔の最終日となりました。

 

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Friends

 

そしたら次の日、お友達のひとりの家族から、最後にどうしても家に寄ってと言われ行ってみると、

 

なんと息子の親しい友達のママたちがサプライズのプレゼントを用意してくれていたのです! ↓↓↓

 

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Surprise Gifts

 

お友達がメッセージピクチャーを持って撮った写真のコラージュと、クラスの集合写真が印刷されたクッション!
 

 

なんて良い友達とそのママたちに恵まれたんだろうと、しみじみ、そして感謝です。最後までありがとう。

 

 

旦那は出発の前日に迎えに来るだけだったので、家の引き払いまでひとりだったからどうなることやらと思いましたが、なんとかギリギリセーフという感じで間に合って、イギリスを無事立つことができました。

 

 

イギリスでは色んなことを学んだなぁ。これは本当に人生の肥やし。

 

でもなんだかんだブログ書くのって難しくて、全部は記事にできなかったかなぁ。

それがちょっと心残りだけど、またいつか書けるかな。

 

 

さて、次はアラブの国、どんな世界が待っているのでしょう。

 

 

とってもワクワク。

 

イギリス、ありがとう。

 

またいつか会いましょう!

 

それではまたね〜

 

 

イギリス、ラスト1週間ーお兄ちゃんパスポートの取得と最後に思い出づくり

 

みなさんこんにちは!

 

先週の金曜日もって無事仕事を終了。

どんな風に終わりになるかなと少しドキドキしていましたが、その日は会社のみんながランチを企画してくれ、最後も「Keep in touch!」とポジティブにお別れできたのでホッとしました。

2年近く担当していたプロジェクトが終盤にかかっていたのに、変更が重なり自分で完了することができなかったのがひとつ心残りだけど、あとは事務所の仲間にたくすしかない。

難しいプロジェクトだったので最後まであと少し、うまく引き継いでくれることを祈るしかないです。

 

 

 

そして、出発前に必ずやっておきたかったこと、お兄ちゃんのブリティッシュパスポートの発行もギリギリ無事完了。

 

これで子供達ふたりはUK border をいつでも問題なく超えられる。

 

国籍やアイデンティティの問題は一部の人にとってはとても複雑で、簡単に型にはめられなかったりしますが、

アイデンティティとは、どんなことに関しても、本人が感じて自由に決めることであると思っているので、万が一に備えて、笑。

 

それにイギリスはうちの子達のような、色々な意味で「簡単に型にはまらない」人たちが、他の国に比べて生きやすい国だとも思っています。

 

「自分と違う」ことをリスペクトをすることを知っている人が多い国。

価値観、文化、人種、LGBT などすべてですね。

そういうのを学校では「Understand the World」という重要なひとつの学習すべき項目として扱っています。

 

だから何かあったら避難できるように、笑。

 

 

そんなわけで重要なことがふたつ完了したと思ったらやっぱり私、風邪ひいたぁ…。のど痛い。

出発前なのに…。

チビもなぜか今日は夕方5時頃から寝ちゃって起きないし、疲れがたまってたのかしら。

 

関係ありませんがイギリスではポケモンカードのトレードゲームが大流行。

学校の登下校時に子供達が真剣に交渉&トレード、笑。

こうやって遊びを通して交渉術を学ぶのかしらと、見ててと面白いわ。↓↓↓

最後の思い出づくりですね。

 

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Pokemon card trading

 

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Trading

 

チビはナーサリーでフォレストスクールに行ったり。↓↓↓

 

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Forest School

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Mushroom observations

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Forest School


フォレストスクールとは学校やナーサリーの教育の一環で、近くの森までお散歩に行って、耳を澄まして鳥の鳴き声を聞いたり、虫やキノコを観察したりして、自然に触れる機会を増やすことを目的としたイギリスでは積極的に行われているプログラムです。

 

チビちゃん、この緑、目に焼き付けておいてね。

 

 

季節の変わり目で体調を崩しやすい時期、みなさんも体調に気をつけて下さい。

 

それではまたね〜


 

 

 

 

 

 

 

楽しかったストリートパーティー、そして、イギリスの住所の秘密

 

みなさんこんにちは!

 

今日はお天気にも恵まれ、昼下がりから私たちの住んでいる通りのストリートパーティーでした!

 

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Street Party

 

その日だけ通りを車両通行止めにして、ひと家族一品食べ物や飲み物を持ち寄って、音楽とともにワイワイやるという、地域交流を目的としたイベント。毎年同じ方が企画してくださっています。

 

日本で言うと町内会のお祭りのような感じだと思うのですが、イギリスは町内というより「通り」の繋がりが強いのが特徴です。

 

イギリスにはすべての通りに名前が付いています。

 

どんな小さな通りでも名前があります。

 

そしてその通りごとにドアナンバーが振られている (奇数サイドと偶数サイドがある) ので、イギリス人は通りの名前とドアナンバーでアドレスを認識します。

 

だから昔イギリス人に、日本には通りに名前が付いていないという話をした時に、じゃあどうやって住所が決まるんだい?と聞かれたことがありました。

 

そんなことを言われても…。と思ってしまった。

 

 

小学校でも運動会の時など、学区内のいくつかのメインの通りの名前でチームを編成したりしてる。

 

だからイギリスでは「通り」の意識は強いみたいです。

 

 

ついでに言うと、イギリスのポストコード(郵便番号)ってすごいです。

郵便番号自体、19世紀にイギリス、ロンドンから始まった制度のようですが、

イギリスではポストコードを検索すればほぼピンポイントで場所が特定できるようになっています。

 

だからカーナビにはみんなポストコードしかいれません。

 

すごいよね。

 

 

ちょっと話はずれましたが、

 

そんなこんなで、

 

今日は我が(笑) QUEEN STREET のパーティーだったのです。

 

 

持ち寄りの一品、今年は鶏の唐揚げにしました。2年前は巻き寿司作ったけど、鶏の唐揚げは簡単だしやっぱり西欧の人たちが好む日本食として手堅いですね。

 

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Snacks

 

子供達は3時頃から7時過ぎまで駆けずり回って遊び、

 

それを見ながら親たちは、昔はこうやって毎日遊んだのに、今では誰も道で遊んでなくて寂しいよねっていう、世界共通の(?) 会話をしたりしました。

 

 

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Queen Street

 

イギリスでは本当に親の監視なしで外で遊んでいる子供など一人も見かけません。

 

そんな時代なのね…。

 

 

明日はどうやら雨みたい。

 

イギリスにはもう冬が迫ってる気配がします。

 

引っ越しのことやら、家のことを色々やろうと思っていたのに、思いのほかパーティーが楽しくてほぼ何もできずに1日が終了、笑。

 

まいっか。

 

また明日頑張ろう!

 

 

それではみなさんも良い週末をお過ごしください。

 

「余白のデザイン」で「豊かな」生活をーイギリス人に学ぶゆとりのレイアウト

 

みなさんこんにちは!

 

ドバイ出発へ向けての準備にプレッシャーがかかり、とっても慌ただしい今日この頃です。

 

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Caversham


 

月曜日は長男のブリティッシュパスポートの申請にロンドンへ行ったり、新しい学校に提出する書類にソリシターの判をもらいに行ったり。

 

出発3週間を切り、やっておかなければいけないこと、もうミスのできない状況になってきました。

ビザの申請は旦那が務める会社が代行しますが、その申請に必要な書類を揃えるのは私。

 

なんだかんだでこういうのって提出書類集めが一番大変なんだよなと。

 

 

それから、夏の間にあんなにいっぱい捨てたはずなのに、家に中にまだ残っている家具を見て焦る。

 

日曜に出発だけど旦那は前日の土曜の朝にしか帰ってこない。

どうにか自分で全て処分しなければいけない。どうしよう、(って本当にどうすんの?!笑) 。

 

 

その上、今日はなぜか車が朝からとーっても混んでいて、出勤は15分遅れるし、帰りのお迎えも6時2分前に滑り込みセーフのギリギリ。

 

行きも帰りも焦って運転していたから本当にとっても疲れた。

 

こんなに慌ただしくしている母に気づいているんだかいないんだか、子供達はいつもの通り彼らのペースで大騒ぎなんですが、

 

疲労困憊している自分に、

 

やっぱり「ゆとり」って大事〜。

 

と思いました…。色々反省…。

 

 

どこかで、

 

「ドラマの演出で  “貧乏人” の部屋を表現するときは物をごちゃごちゃと多く、“お金持ち” の部屋を表現する時は物をスッキリ少なくセッティングする」

 

と聞いたことがあったのですが、

 

なんかものすごく、なるほど〜と納得した記憶があります。

 

 

つまり、「豊かさ」イーコール「ゆとり」なのではないかと。

 

 

この「ゆとり」とは、

 

経済的な「ゆとり」かもしれないし、

時間的な「ゆとり」かもしれないし、

もしくは、心の「ゆとり」かもしれない。

 

経済的に「ゆとり」があっても、心に「ゆとり」がなければ「豊か」とは言えないかもしれないし、

 

反対に、

 

心に「ゆとり」があれば、経済的に「ゆとり」がなくても「豊か」な生活ができるかもしれない。

 

 

建築を学んでいた時、プレゼンテーションのレイアウトの方法で、「余白をデザインする」というやり方を学んだことがありました。

 

優れたレイアウトには「余白のデザイン」が大事だよ、というものです。

 

 

そして、この「余白」のデザインという意味では、イギリス人は日本人より上手な気がします。

 

例えば、

 

彼らは夏に2-3週間ホリデーに出かけると言う話は以前したと思いますが、

どこか遠くに出かけたあとは、帰ってきてから2、3日家で過ごしてから仕事に復帰します。(余白デザイン済み)

 

ちなみに私は日本からイギリスに帰ってきた時でも、当たり前のように次の日から仕事に復帰します。有給がもったいないから。(余白デザインなし)

 

これを会社の人に言うとひっくり返るくらいに驚かれます。

 

 

旅行などでもいっぱい内容を詰め込みすぎて忙しい休暇になりがちですが、イギリス人はオールインクルーシブのホテルで何もしないのがスタンダードだったりする。

 

 仕事でも、週に5日が無理なら3日にした方がいいんじゃない!?とボスが勧めるくらい、詰め込みすぎるのはよくないとされる。

 

 

つまり「ゆとり」を持って生活をしている人の方がクールでかっこいいと言う雰囲気ですね。

 

見習いたいです。

 

何か予定を組むとき、こなすべき内容のレイアウトにフォーカスしがちですが、内容の合間の「余白」をしっかりデザインし、「ゆとり」のある生活を心がけようと思った今日この頃でした。

 

今日も読んでいただきありがとうございました。

 

 

それではまたね〜

 

秋!私たちのトランジションピリオド!

 

みなさんこんにちは!

 

イギリスはすっかりもう秋。

 

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Autumn

 

先週、引っ越し屋さんが来て、ほとんどの荷物は運び出され、次の日にはギリシャから子供達が帰ってきた。

 

環境の変化には慣れてるようでもやっぱり2日間くらいは引きずり、 いつものようにギリシャを思い出しては泣く長男。

 

今回はパパも子供達を置いてすぐにドバイへと戻ってしまったので、残された3人へのダメージは大きかった。

 

子供もさることながら、私も、5週間の気ままなひとり暮らしから、子供ふたりとの生活に戻った時は、一時遠のいていた「責任」の重みと「緊張感」に潰されそうになったけど、でもそんなトランジッションピリオドも一瞬で、

 

あっという間に普段通りのイギリスの生活に戻りました!

 

 

学校も始まり、いつもの送り迎えルーティンも再開、

 

 

土曜はサッカー、

 

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Saturday football

 (それにしても、↑この空、イギリスの冬の始まりを物語ってる....。)

 

日曜はタウンまでUAEビザ申請用の写真を3人分撮りに行ったり。

 

今まで嫌だと言っていた長男も、だんだん現実味を帯びてきたお引っ越しに、気持ちのモードが切り変わったようで、今ではドバイ行きカウントダウンしてます。

彼の心のエネルギーにはいつも感服という感じです。

 

チビの方も、「あ、これもドバイ行っちゃった」「あれもドバイ行っちゃった」と、かつてあった自分の所有物を思い出しては、ドバイ、ドバイ言ってます。

おもしろい、笑。

 

 

私はあと3週間仕事。

 

できることは少ないけれど、最後まで気を引き締めて頑張ろう。

 

 

日本も台風など季節の変わり目の天候が変化する時期だと思います。

みなさん、体調管理にはくれぐれも気をつけて下さい。

 

イギリスも一気に10度くらい気温が下がったので、子供たち風邪引かせないようにしないと。

 

今日は短いですがこの辺で。

 

読んでいただきありがとうございました。

 

それではまたね〜

 

キライなことはやるな!ーイギリスの「チームワーク」の考え方

 

みなさんこんにちは!

 

今日は私がイギリスで学んだ「チームワーク」の考え方について書いてみようと思います。

 

みなさん「チームワーク」と聞くとどんなことを思い浮かべられますか?

 

「みんなで協力してひとつの目標に向かって頑張る!」とか、

「様々な意見を出し合うことで、よりイノベイティブなものを作り上げる」とか、

「力を合わせて5倍のアウトプットを!」など、

 

どれもその通りだと思うのだけど、ちょっと熱のこもった、みんなでスクラムを組んでるような雰囲気をを思い浮かべませんか?

 

 

しかし、

 

 

私がイギリスで体験した「チームワーク」は全くそんなものではなかった。

 

 

もっともっとクールでロジカルで、合理的〜って感じでしょうか。

 

 

まずはじめにそれを感じたのはイギリスの大学院で学んでいた時のこと。

 

 

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School of Architecture

 

私はカーディフ大学の建築学科でサスティナブルデザインを専攻していたのですが、そのコースにはしょっちゅう「チームワーク」があった。

 

ひとつの課題をチームで取り組み、最終的にみんなの前でプレゼンをするというもの。

 

いつも5人くらいのチームだったと思いますが、そのような課題が出た時にまず最初にやること、

 

それが、「Skill Set の割り出し」です。

 

これをしないと始まらないし、これが私の考える、こちらの「チームワーク」の真髄ですね。

 

 

 

どういうことかというと、役割分担の前に「あなたは何が得意ですか?」というか、「あなた、何だったらできるの?」ということを割り出していくんです。

 

 

そんな時私はすかさず、「データ集めと分析です!!」とか一番はじめに言っちゃう。(重要!!)

 

それはどうしてかというと、本当にそれしかできないから、笑。

 

 

そのコースは本当にインターナショナルで、

 

イギリスからはもちろん、アメリカ、カナダ、サウスアフリカ、タイなどいろいろな国からの生徒が集まっていたんだけど、

 

そんな中、英語なんかではネイティブの方々に引けを取ってしまう私のような日本人には、コツコツと本やらウェブから数値やデータを集め分析しグラフィック化するような役割が一番向いている。

 

というか本当にその他のことは全然自信がな〜い、泣。

 

 

だからすかさず自分はこれがめっちゃ得意ですってアピールして、自分が comfortable にできる役割を取っちゃうんです。

 

そうすると、本当にそれ以外やらなくていいの!

 

すごいでしょ!

 

これがイギリスでいう「チームワーク」。

 

 

伝わったでしょうか?

 

 

例えば、5人の中に話がとっても上手な人っていますよね。

 

すると、その人がプレゼンをずーーーっとする。

交代とかありません。

 

なぜならその人がプレゼンをする方が、英語が得意じゃない私がプレゼンするよりチームとしては作品の質が上がりますよね。

 

そして、話とかが上手い人って、大抵データ分析とかはキライ (不得意) だったりする。

 

つまり、

 

イギリスの「チームワーク」に、公平に、みんなが少しずつ、というような考え方は全くありません。

 

ただひたすら「自分の得意な分野で貢献」すれば良いのです。

 

言い換えると「キライなことはやらなくてい〜い!」

 

素晴らしい、笑。 

 

 

 

だからそういう意味では私はイギリスのやり方に救われている。

 

これは仕事でも同じです。

 

得意な分野だけひたすら突き詰めればいい。

 

だから日本人でも意外と居場所を確保しやすいかな。

 

 

そして、この考え方にはチームメイトのそれぞれ全く違うスキルをうまく使うまとめ役がとっても重要で、それがないとチームがバラバラという悲惨なことにもなりえたりする、笑。

 

 

でも、不得意分野があっても全く責められないイギリスの「チームワークの考え方」、とっても居心地がいいです。

 

できないことは無視してオッケー。

 

これ、意外と重要かもしれないですね。

 

 

それではまたね〜