最高のパフォーマンスを引き出す作戦ー価値観の多様性への対応方
みなさんこんにちは!
日本は相当暑いみたいですね。
夏は日本に10年ほど帰っていないので日本の暑さを忘れてしまった。
でも今はきっと10年前よりとても暑いのでしょうね。
みなさん熱中症にはくれぐれも注意してください。
実は昨日またロンドンへ行ってきた。
今回は高校時代の友人に会いに!
彼女は某大手日系銀行の調査部 (わぁぁ、エリート) に所属し、ご結婚されてますが、ご自身が駐在員として旦那さんを連れてロンドンに来ている。
なんだかパイオニア。というか彼女はいつだって優秀でパイオニアだったなぁ。
と高校時代の輝く彼女を思い出したりしていたのですが、
そんな彼女ももうロンドン5年目に入り、多分来年の四月には管理職として東京に戻されると思うと言っていた。
でも帰りたくないんだって、笑。
そっかぁ、帰りたくないかぁ。
「みんなが違って当たり前、というロンドンの雰囲気が心地よい」んだって。
そっかぁ、分かるわぁ。
日本ってやっぱり少し「単一価値観」なところあるもんね。
これはダメ、なぜって多分みんながダメって思ってると思うから、みたいなね。
でもその一方で、若い世代と年配の世代での価値観のギャップも出てきて、
今管理職になろうとしている彼女たちには、
「新しい世代の価値観の多様性を尊重しながらの管理」
が求められているらしく、
間に挟まれた感じに押しつぶされて、鬱になっちゃう新人管理職の人たちもいるんだって。
む、難しいね。。。
やっぱり日本社会ややこしいね。
(イギリスに逃げてきてよかったわぁとこういう時は正直思っちゃうんだけど)
でもね、確かに私たちの世代って、両方の気持ちがわかっちゃう世代なのかもしれない。
わかる〜、やること終わる前に帰るなんてありえないよね、でも、定時6時でこれからジム行くんだから帰ってもいいでしょ、みたいな、うん、私は両方なんとなくわかります。
でもね、そんな時、こういう風に考えてみればいいのかなと、
「全ての人が人として対等で、契約上のパフォーマンスを最も上げるにはどうすればいいのか。」
私は何度かイギリスの社会は色々理解があり「優しい」みたいなことを書いてきたと思いますが、
でもね、それって実は「優しい」わけでも、「愛がある」わけでもなんでもないんですよ。
ただ、最上のパフォーマンスを引き出す「作戦」。
例えば!
最近ブログを読ませていただいている方によると、スーパーのレジ打ちは隠れてじゃないと水を飲めない????らしいのです、えーー、この暑さで!
これはなぜか、
スーパーの管理者はレジで働かれている方に酷い仕打ちをしてやれーー、と思ってるわけじゃなくて、
お客さんがきっと、けしからんと思うだろうなという前提のもと、お客さんの目を気にして「隠れて飲め」と言っているわけですね。(ま、ありえないことには変わらないんだけど)
そんな時はどうするか、「スーパーのレジ打ちはどうやったら最もパフォーマンスが上がるのか」という原点に帰ればいい、と私は思う。
つまり、喉が乾いた時にすぐ飲める方がパフォーマンス上がりますよね。
具合も悪くならないし、気持ちも上がる、そして休憩室に行って水飲んでる間に待たせたお客さんにもサービスできるということです。
そして、けしからんと思うかもしれないお客さんの目が気になってしまう管理者の方は、スーパーの目立つところに、
「サービスの向上を図るため売り場での店員の水分補給を許可しております」と書けばいいのです。(お客様のためですよ〜と)
これでこの暑いのに水を飲んでる店員を見て苦情を言うようなお客さんがいたら、ちょっとそれこそ Hopeless だけど。多分大丈夫じゃないか。
そして最も重要なことは、レジ打ちの方がパフォーマンスを上げることです。
これが西欧の「契約」ですね。
全て Give & Take で成り立っている。
私はね、月曜日休みもらって、働く時間もフレキシブルにしてもらって、ハッピーとか思ってるけど、
実はイギリス人のうまい管理職に最上のパフォーマンスを引き出すために転がされてるだけなんですよ。
繰り返しになりますが、人はハッピーじゃないとパフォーマンス上がらない。
なんか、役に立つかわかりませんが、少しでもみんなが生きやすい社会になればいいなという思いを込めて書きました。
今日も読んでいただきありがとうございました。
それではまたね〜