シンガポールでコンドミニアムにお引越し:家探しと家賃交渉ー日本人はファーストクラスクライアント!?
みなさんこんにちは!
シンガポールに引っ越してきてあっという間に4ヶ月が経ちました。
ドバイからシンガポールに引っ越して来て4ヶ月も経つなんて信じられない。
初めの2週間はホテル隔離。そしてそのあと1ヶ月は会社が用意したサービスアパートメントに仮住まい。
そして、その1ヶ月間で定住する新居を自分たちで探して今住んでいるコンドミニアムに引っ越した訳ですが、
今、やっと落ち着いたという感じです。
シンガポールには、HDB (Housing & Development Board) アパートメントという公営団地が至る所に立ち並んでいて、人口のおよそ8割がこのHDBに住んでいる。
そして残りの1.5割くらいが通称コンドミニアムと呼ばれる、プールやジムなどの施設やサービスが充実した、ちょっと高級な大型集合住宅に住んでいます。
シンガポールは、人口の4割程度を移民が占めるという、エクスパットの多い国のひとつですが、日本や欧米からのエクスパットはだいたいコンドミニアムに住むのが通常で、
私たちの住んでいるコンドミニアムにもシンガポール人はもちろん、日本人エクスパットも含め、世界各国から来た人々が住んでいるといます。
今回家を探す時、今まで海外でやっていたようにように、
物件検索サイト (PropertyGuruなど) へ行き、気になる物件があったらローカルのエージェントに直接電話をかけて内見のアポを取り見に行くということを何件かしたのですが、
そんな時、頭によぎったのが、日系エージェンシーの存在。
シンガポールって、もしかして親切な日系サービスの恩恵を受けられるかも知れないと。
でも、10年以上海外に住んでると実際「日系なんちゃら」にお世話になるのってけっこう緊張もの。
日本の常識を忘れてしまってるんじゃないかという不安やら、旦那さんが外国人の場合日系のサービス利用していいのかしらとか、もしやめっちゃ高額?とか。
日本が雲の上の存在になっていくのは長期海外在住日本人のあるあるなんですが、
そんな多少の不安を抱えながらも勇気を出して日系エージェンシー2件に問い合わせフォームから連絡をしてみたら、数分後、早速1件から電話をかけていただきました。
そしたらさすが日系、要領よく希望を聞いて、希望通りの物件リストを2時間後には送っていただき、その週末にはそのリストの物件を一気に全部見れることに!しかも車の送迎付き!
その上、家賃3,500ドル(約28万円) 以上だと仲介料無し!
なんて素晴らしいサービスなんでしょう。私たちVIPみたい。
これ日本では普通でしたっけ?
軽く逆カルチャーショックでした。
そして結局12件くらい内見をし、1週間後にはやっとオファーを出したい物件を見つけることができたのですが、
これからが勝負です。
どこの国でもそうですが、家を借りる時、日本人であることはかなりのアドバンテージとなります。
イギリスでも日本人は First Class Client として位置づけられていて、つまり大家さんはテナントが日本人であると嬉しいということ。
それはなぜかって、ご想像通り、部屋を綺麗に使ってくれるとか、家賃を遅れず支払うとか、色々面倒な要望をあまり言ってこないとか、そういう問題が少ないという点でかなりの高評価を得ているのですが、
なので今回も何件も内覧したけど、
Are you Japanese? It’s the best!
とか何回も言われましたね。
(ま、私の家族の場合は半分ジャパニーズではないんですが、内見してたのはほぼ私のみだったので笑)
そこでですね、もし海外で家を借りることが今後あるのであれば、この点を逆手にとって、ぜひ家賃交渉をしてみてください。
イギリスでもドバイでもシンガポールでもそうでしたが、不動産屋の広告に載っている家賃は Asking price と呼ばれ、要は希望価格のこと。
つまり大家さんは希望が叶わないことを絶対に想定してるわけです。
私たちの場合、オファーを出したい物件は Asking Price 4,000ドル(約32万円)で出ていたので、200か300ドルは値引きしたかった。なのでまず最初に希望価格から400ドル低い、3,600ドルでオファーを出すところからスタートしたのです。
そして不動産屋を介した2日間の交渉期間を経て、無事私たちの希望価格3,750ドルでめでたく契約成立。
この2日間の駆け引きは面倒臭いかも知れませんが、日本人であるというだけで交渉の優位に立てる可能性は充分にあるので絶対にやってみてくださいね!
それにしても、海外に住んでいると日本人の世界での評判には感謝しかないです。
なにかと日本人であるだけでことがスムーズに運ぶことが多い。
どの国民にもそれぞれキャラクターがあって、長所も短所もあるけれど、
海外に暮らす日本人として、これまで先輩方が世界に向けて築いてきた良い評価、期待を裏切らないような振る舞いをしていきたいと再確認した今日この頃でした。
それでは皆さんお元気で、
またね!