シンガポールのコロナ事情ー with コロナの世界から zero コロナの世界へー
みんなさんこんにちは!
世界が一変して早1年半 (泣)、コロナがこんなに長引くとは全く誰も予想していなかったはずですが、今やコロナなしにはその地や国を語れないと言ってもいいくらいコロナ事情、みんなの頭の片隅に居座っていますよね。
こんな状況はいつまで続くんだろう。
私はイギリスからドバイに引っ越して数ヶ月というときにコロナが発生し、次から次へと逆さまになっていく世界の様子をニュースで見ていたのも束の間、瞬く間にドバイも真っ逆さまになっていったのですが、
新しい地に来てばかりだったこともあり、イギリスの状況も、もちろん、日本の状況も気になるし、ドバイはどうなるか、ギリシャは大丈夫かとか、当時は本当に世界各国のコロナ関連ニュースを読みまくっていました。
そして今シンガポールへ。
結論を言えば、上記に羅列したどの国と比較しても、シンガポールがダントツ安全。
ドバイは途中までかなり厳しく規制をかけてウィルスを取り締まっていましたが、今年になって政策を一転し、
国境は開けっ放し、観光客入れまくり、ワクチン見切り発車で、ヨーロッパよりも早くwith コロナの世界を確立させていました。
with コロナの世界を確立したということはつまり、自分たちの周りで陽性者が出ることは日常茶飯事だったわけで、本当に日常茶飯事でした、笑。
子供たちの学校の先生たちが何人もかかり、学級閉鎖ももちろんあったし、旦那の20人くらいのオフィスでは結局4人陽性者出てるし、チビのクラスの毎週公園で遊んでた子のパパとママとか、
本当にそこら中で陽性者出てました。
自分たちがかからなかったのはかなりラッキーだった。(というか無症状でかかっていた可能性は十分にあるが。)
この時は人に会うのも心配で、公園で子供たち遊ばせる時も親はダブルマスクとかして、知人とお茶なんてしてしまったら2週間不安だし、旦那は何度もオフィスで濃厚接触者になったため自宅の小部屋で何度も隔離を余儀なくされたり、
何をするにも心配ばかり。
ただ、マスク義務はありましたがその他の規制はほとんど解除されてましたね。
これが with コロナの世界。
一方でシンガポールは正反対の zero コロナの世界。
今でこそ1日の陽性確認数が60人くらいで多いのですが、少ない時は1日ゼロももちろん、2人とかそんな感じが続いていた。
だから、コンドミニアムのプールで人に会ってマスクなしで会話したって全く気にならなくなったし、
子供たちが近所でいろんな友達とランダムに遊んでても、買い物に行って人出が多少多くても、日常的にコロナを心配することはほとんどなくなった。
これは日々を送る上で本当にありがたいこと。安心です。
しかーーーし!
このような状況を作るにはやっぱり犠牲にしてるものもたくさんあるんですね。
それは自由/権利です。
単純に、自由が奪われてると言っても、マスク義務くらいは私としてはなんてことないんですが、
なんとシンガポールに来て子供達の学校が決まって数週間、やっと学校が楽しくなってきた頃、
突然1日の陽性確認数20人程度で全ての学校が閉まってしまった、泣。
思わず校長先生に抗議してしまったくらい。
with コロナでは、ドバイ (UAE) で毎日2000人以上確認されてても学校が閉まることはなかったのに、シンガポールではたった20人で子供たち学校に行けないの???とかなり絶望的になりました。
それから、厳しいボーダーコントロール。
私たちもドバイからシンガポールに入国した時、もちろん2週間ホテル隔離やりましたが、辛かった。
窓開かなかったから外の空気全く吸えなかったし、運動も出来ず、精神的にも身体的にも不健康、もう余程のことがない限り絶対にやりたくないです。
つまり、この厳しい2週間ホテル隔離がある以上、実質私たちはシンガポールから出ることができないのです。
with コロナと zero コロナ。
これはほんとどっちがいいのかわからないですね。難しい。
もしシンガポールに自分の家族や友達が全員いたらそれが一番いいのかなぁ。妄想。
でもシンガポールも外国人エクスパットの多い国。
もう2年近く厳しいボーダーコントロールを行っていて、自国の家族に会いに帰れないエクスパットたちはそろそろ我慢の限界に達しつつある状況です。このまま zero コロナ政策を続ければこの国は多くの外国人エクスパットを失うことになるでのでしょう。
私たちはパンデミックの中、政策の全く違う国の間を移動することになった訳ですが、
感想はただ一つ、
どこにいてもコロナで悩まされる点については一緒なのね、ということです。
現在各国でワクチンが進み、元の世界を取り戻そうとみんな一生懸命な訳ですが、いつになったらコロナがみんなの頭の片隅から全く消える日が来るのでしょうか。
なかなか先が見えず、途方に暮れてしまいますが、
世界のかわいい子供たちのために、平穏んで明るい未来を切に願うばかりですね。
皆さんも健康に気をつけて下さい。
それではまたね〜