人生は冒険かーイギリス、ドバイ、そしてシンガポール

10年間のイギリス生活を終えドバイに家族でお引越し。2人の男児の母。旦那さんはギリシャ人。

世界のコロナ対策に見る国の「性格」ー イギリス、ドバイ、日本、あなたはどれがいい?

 

 

みなさんお久しぶりです。

 

イギリスの生活を少しでも記録に残したい、伝えたいという強い思いで始めたブログでしたが、ドバイに引っ越してきてふと書こうと思っても、なぜか書けなくなってしまっていました。

  

(ってかブログのタイトルも変えた方がいいかな。)

 

毎日の生活が新しく、その様子を記事にしてもよかったのだけど、どうしても全ての記事に自分なりのメッセージを乗せたくて、つまり自分の中でメッセージがまとまっていない時は書くことが難しかった。

 

 

そんなこんなであっという間にイギリスからドバイに家族で引っ越してきて1年が経とうとしているのですが、

 

この1年がこんな年になるとは、(当たり前ですが) 全くの想定外でした、笑。

 

 

ブログを書けなかったこの9ヶ月あまり、全世界の人が初めての経験をし、個人的には環境の変化プラス、コロナ騒動でいろいろな意味でインプットだけで精一杯の時間だった。

 

私は政治はずっと苦手で、興味も知識もあまりなく、ニュースなどラジオで聞き流すだけ、という人生をずっと送ってきていたのだけど、

 

このコロナ騒動はなぜか当初から取り憑かれたように世界各国のニュースをむさぼり読んでしまった。

 

 

そして思いました!

 

直面している問題は全く一緒なのに、各国で国の対応も国民の反応も全く違って、国にもそれぞれ「性格」があるんだなぁと。

 

 

まず UAE

 

まぁこりゃ「完璧主義」以外のナニモノでもないです。

 

これまでの総PCR検査数は900万件を超え (あれ、総人口900万人くらいだったよね)、ちょっと風邪ひいたらPCR、首都アブダビに入る時は全員PCR、飛行機に乗る前はもちろんPCR、学校の先生は学校再開前にPCR。という感じでウィルス潰せのとにかくPCR作戦。

 

うちの次男坊もつい先日鼻風邪ひいたので、このPCR作戦の犠牲者(?)/恩恵者(?)になりました。結果は陰性。

 

ドバイも3月にヨーロッパ各国のようにロックダウンに入りましたが、日用品の買い物に出るのも政府に携帯のアプリを使って申請を行わなければいけなかったり、

 

政府が夜中に公共施設を消毒するため、夜8時くらいから早朝までは家から一歩も出てはいけない時間帯があったのだけど、その時間がくるとなぜか勝手に携帯からアラーム音がウィーウィーウィーと鳴って(設定してません)、

 

いやいや家にいるし、と思ったり、

  

朝ゴミ出しに行ったら家の前で警察がパトロールしてるしーーー、

 

罰金リストやら、決まりを守らない人たちの逮捕のニュースを見て、

 

 はい、私は絶対に逆らいません。

 

 という雰囲気を知らぬ間に作りあげられていました。

 

  

でも、私は不思議と「自由を奪われたーー。」という気持ちには全くなりませんでした。

どちらかというと、「UAEはベストを尽くしてくれている。」という感想に近かったです。 あれ、洗脳されてる?

 

そしてなんとなくですがほとんどの住人がどちらかというと政府のやっていることに「誇りを持っている、もしくは、持たされている」雰囲気になってました。うまい。

 

 

 

そしてイギリス!

 

この国はいつ見ても奥が深い。

 

みんないろんなこと言いたい放題、ティーネイジャーたちはロックダウンルール破り放題、

 

マスクが良いだの悪いだの大騒ぎ、

 

ウィルスなんてクソ食らえ的な人もいれば、クソ食らえ派をめっちゃ批判してる人もいて、

 

傍から見ると、ボリスの髪型みたいに、なんかぐっちゃぐちゃなんだけど、

 

でも、ロックダウンの時には毎晩8時にみんな外に出てNHS (国立病院) ワーカーのために拍手の嵐。

 

窓にはNHSワーカーのために虹の絵を描いて貼りまくり。

 

という「キーワーカーに対するありがとう」の一体感は凄かった。

  

 

色んな理由で、あんなに死者を出していた国なのに、

 

「コロナのおかげでまたイギリスが好きになったわ」なんていう人もいて、

 

いやぁなんなんだろう、愛は全てを乗り越えられる!的なお国なのか?

 

と首を傾げつつ、

 

わかる気がする、イギリスっぽーい、とうなずいている自分もいたり。

 

なんだかみんなが、まとまっているんだか、まとまっていないんだかよくわからない、

 

そんな感じでした。

 

 

 

そして日本!

 

各国が次から次へとロックダウンのような厳しい措置をとっている中、

 

「マスクを配る」えっ?ウソでしょ?という、

 

傍から見ると心配しちゃうくらいマイペースな政治をしていた。

 

 

当初は天然ボケなのかと思ったけど、

 

今となれば一番的を突いていた政策だったような気も。

 

 

国民全員がマスクをして密を避ける。

 

これに徹底していた訳ですよね?

 

 

いやーこれは感動ものでした。素晴らしい。

そしてそれなりに結果を出している。

 

これも国民の足並みが揃っていたからできたことだと思います。

これはけっこう世界からも注目されてましたね。

 

 

 

さてここで質問です。

 

あなたはこの中でどの国が自分に一番合っていると思いますか?

 

  1. 発言/個人の自由はほぼないが、黙っていれば一応恩恵に預かれる国
  2. 発言/個人の自由は尊重されるけれど、全く足並みが揃わないので、はちゃめちゃな状況に陥る場合もある国
  3. 発言/個人の自由はあるけれど、足並みを揃えることが最優先されるため、結果あまり自由がないが、みんなでやり遂げるのは得意な国

 

 

私はどうだろう… 。

 

これ状況によるよな… 。

 

コロナ禍じゃなかったら2番がいいかな。

でも3番もいいところあるよな。

1番は違うかな。

 

ちなみにUAEはウィルス撃退のためにはかなりのお金を費やし、様々な対策をとってきているのは事実だと思いますが、経済的なサポートが全ての住人にあったかというと全く話が変わってきます。

 

なので実は本当に沢山の外国人がUAEを去ることを余儀なくされた。

  

この辺はまた後ほど。

 

 

コロナ禍、まだまだ終わりそうにありませんが、本当にいろいろ考えて悩みました。

 

でも、そんな中にも学びを見つけ、それぞれ自分なりに子供たちの未来のためにベストを尽くして乗り切っていくしかないですね。

 

 

みなさんお元気で。

 

 

それではまたね。